この度、一般社団法人 医療コンテナ推進協議会が、長崎県新上五島町と上五島病院の協力を得て実施した「離島における医療コンテナ実証」の第3回報告書を公開いたします。
離島・過疎地での「来る医療」の有効性を実証
本実証は、過去2回の実証を踏まえ、医療機関から遠く離れた地区の住民に対し、移動型医療コンテナのみを使用した巡回検診を実施し、「行く医療」から「来る医療」への転換を実践することを目的としました。離島・過疎地医療のモデルを確立し、「上五島モデル」として全国に普及させることを目指しています 。
報告書では、医療コンテナによる巡回診療が、離島や過疎地域における医療アクセス改善に有効であること、および受診者の満足度が極めて高いこと(再受診希望100%)を確認した成果を詳細に報告しています。
本実証で得られた知見は、全国の離島や医療空白地帯に展開するための重要な基盤となります 。地域の医療格差是正と健康寿命の延伸に寄与するこの取り組みに、ぜひご注目ください。